今年最後の映画館での映画はコレです。
『未来を映した子どもたち』
インド・カルカッタの売春窟で暮らす子どもたちがカメラをとおして見つめた彼らの日常を描くドキュメンタリーです。
あんな所に人が住んでるんだ、というような本当に汚い、劣悪な環境に置かれながらも子どもたちは皆自分の立場を自分なりに理解していて、半ば諦めの思いもあるんだろうけれど家族を助けなきゃと思っている。
それはいずれは体を売って、ということになるんだろうけど。
それでも悲壮感は漂っていないのが、何か不思議でした。
カメラで切り取る彼らの日常は、生き生きとしていて、見ていてこちらも唸るような作品もありました。
カメラマンのザナさんはそんな彼らが何とかあの売春窟から逃れられるように学校を探したり、そのための書類を一から揃えたりと奔走するんだけど、ラストはドキュメンタリー映画にお決まりの「彼らのその後」。
ちゃんと学校に通えているのは2人だけ。
後は家族が退学させたり、自ら退学したり。
彼らの未来は、変わらないんだろう。
どんなに外から助けの手を差し伸べたとしても、彼らにしか理解できない事情があるんだろうね。
この映画を見て、1年くらい前に見たグアテマラの『線路と娼婦とサッカーボール』を思い出しました。
子供たちの生き生きとした表情は見ていて、こちらも元気がもらえたけれど、途中差し込まれる彼らに対する罵声だったり、大人たちの空虚な表情が映し出されたときは、何だかとてもいたたまれない気持ちになりました。
すごい作品だとか、とっても良かった!とは言えないけれど、見て何かを考えるきっかけにはなる映画だと思います。
『未来を映した子どもたち』
インド・カルカッタの売春窟で暮らす子どもたちがカメラをとおして見つめた彼らの日常を描くドキュメンタリーです。
あんな所に人が住んでるんだ、というような本当に汚い、劣悪な環境に置かれながらも子どもたちは皆自分の立場を自分なりに理解していて、半ば諦めの思いもあるんだろうけれど家族を助けなきゃと思っている。
それはいずれは体を売って、ということになるんだろうけど。
それでも悲壮感は漂っていないのが、何か不思議でした。
カメラで切り取る彼らの日常は、生き生きとしていて、見ていてこちらも唸るような作品もありました。
カメラマンのザナさんはそんな彼らが何とかあの売春窟から逃れられるように学校を探したり、そのための書類を一から揃えたりと奔走するんだけど、ラストはドキュメンタリー映画にお決まりの「彼らのその後」。
ちゃんと学校に通えているのは2人だけ。
後は家族が退学させたり、自ら退学したり。
彼らの未来は、変わらないんだろう。
どんなに外から助けの手を差し伸べたとしても、彼らにしか理解できない事情があるんだろうね。
この映画を見て、1年くらい前に見たグアテマラの『線路と娼婦とサッカーボール』を思い出しました。
子供たちの生き生きとした表情は見ていて、こちらも元気がもらえたけれど、途中差し込まれる彼らに対する罵声だったり、大人たちの空虚な表情が映し出されたときは、何だかとてもいたたまれない気持ちになりました。
すごい作品だとか、とっても良かった!とは言えないけれど、見て何かを考えるきっかけにはなる映画だと思います。