2008年12月

未来を映した子どもたち

今年最後の映画館での映画はコレです。
『未来を映した子どもたち』

インド・カルカッタの売春窟で暮らす子どもたちがカメラをとおして見つめた彼らの日常を描くドキュメンタリーです。

あんな所に人が住んでるんだ、というような本当に汚い、劣悪な環境に置かれながらも子どもたちは皆自分の立場を自分なりに理解していて、半ば諦めの思いもあるんだろうけれど家族を助けなきゃと思っている。
それはいずれは体を売って、ということになるんだろうけど。
それでも悲壮感は漂っていないのが、何か不思議でした。

カメラで切り取る彼らの日常は、生き生きとしていて、見ていてこちらも唸るような作品もありました。

カメラマンのザナさんはそんな彼らが何とかあの売春窟から逃れられるように学校を探したり、そのための書類を一から揃えたりと奔走するんだけど、ラストはドキュメンタリー映画にお決まりの「彼らのその後」。
ちゃんと学校に通えているのは2人だけ。
後は家族が退学させたり、自ら退学したり。

彼らの未来は、変わらないんだろう。
どんなに外から助けの手を差し伸べたとしても、彼らにしか理解できない事情があるんだろうね。

この映画を見て、1年くらい前に見たグアテマラの『線路と娼婦とサッカーボール』を思い出しました。

子供たちの生き生きとした表情は見ていて、こちらも元気がもらえたけれど、途中差し込まれる彼らに対する罵声だったり、大人たちの空虚な表情が映し出されたときは、何だかとてもいたたまれない気持ちになりました。

すごい作品だとか、とっても良かった!とは言えないけれど、見て何かを考えるきっかけにはなる映画だと思います。

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ブロークン・イングリッシュ

くぅ?。感想書いてたのに全部消えてもーたー。

久々にあらすじを引用せずに書いてみようと思う。

恋多き女性ながらも、自分のことを真剣に愛してくれる男性はいないと、お酒に頼ったり、会ってすぐの男性と最後までいっちゃったり、不安性の発作に襲われたりする、ちょっとイタイ30代独身ニューヨーカー、ノラ。
キャリアもあるし、ルックスもイケてるはず、なのに・・・。
そんな彼女が偶然出会ったのがフランス人のイケメン、ジュリアン。
二人は意気投合するが、ジュリアンはパリへ戻ることになり・・・。

とまぁこんな感じですわ。
イブに一人で、恋愛映画。
どうなんですかね?

でもまぁ良かったよ。
思ってたより深くて。

ノラがジュリアンを追ってパリに来て、でも連絡先も失くして、打ちひしがれてバーで飲んでた彼女に声をかけた初老の男性。
パリならではのエスプリの効いた言葉でノラを導き、タクシーに彼女を乗せて最後まで手を振っていたこの男性。
私、この男性にホレましたわ。
一番素敵だったよ、この映画の中で。マジで。

あと、ノラの親友のオードリーとノラとのやりとりも素敵でした。
言いたいことは言い合えて、ノラがヤバイときには行動力を発揮して助けてくれる。
私もそんなふうになりたいね。

あー、それにしてもジュリアン、男前やったな。
あんな人いませんよ、フツー。
メルヴィル・プポーかっこよすぎやな。
あと最後に地下鉄で現れるなんてニクいよ!
パリのメトロは本当に不思議な場所だと思います。

タイトル、ブロークン・イングリッシュっていうからどんだけコミュニケーションできへんねんって思ったけど、全くそんな事はなく。
ホンマに片言やったら映画にならへんからね。
でもアメリカ人もフランス人も互いに先入観で「?人はこんなヤツ」っていうことを思いながら接してるから、行き違いを生むんだってことはわかったかな。


そう言えば、今日はこの映画を観るためにそそくさと会社を出たんだけど、会社を出る直前、階段ですれ違った専務。

私「お疲れ様です。お先に失礼しまーす」

専務「お?、お疲れ様」

―専務、階段をかけ上がる。私、階段を下りる。
と、突然専務が振り返る。

専務「ぅおほっ。はよ帰りや?(ニヤリ)」

・・・空しい誤解だよ。
ま、そうってことにしとこ。

そんな思い出の残る(?)映画でした。

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縫うなっ!

今日は髪を切りに行きました。
頭皮が乾燥して、頭が「助けて?」と言っていたからです。

カラーとかパーマとかより、ヘッドスパと髪の量を減らすのが目的でした。
まぁカラーしましたけど。

帰り道、小腹が空いたので、コンビニでポテチを買おうとしましたが、近所のコンビにでは私の好きなポテチが置いてませんでしたので、わざわざ西北の駅まで行きました。ま、定期ですからいいんです。

そして、必要もないのにティムタム(オーストラリアのチョコ菓子)も懐かしくなって買いました。

そんな一日でした。

タイトルが何で「縫うなっ!」かと言うと、昨日の夜の電車の中で、革財布を縫っているオバサンがいたからです。

電車の中でですよ?

もしも(ないと思うけど)電車が急停止したら。
隣に座っている人に針がグサッと刺さるかもしれません。

何をもってしてオバサンはわざわざ革の財布を電車の中で縫いたかったんでしょう。見せびらかしたかったのか?

しかもその人、荷物も相当あって、その荷物を抱えながら縫ってたんです。

危険。危険すぎる。。。

よく電車の中で編み物をする人はいるって聞きますけど、財布を縫う人は初めて見ました。

これも良くないマナーだと思いませんか?

あんまりにも!!

それは木曜日に思ったことなのに未だに私の頭の中から消え去らない・・・

いや、むしろ金曜日に爆発したかも・・・

もうね、同期の言動に腹が立って!

1.言ってることが自分勝手すぎ。
自分さえよければ他の人のことは考えずでいいのか?

2.頼み方、ものの言い方がなってない!
役職が上の人でもそんな言い方せーへんわ!

3.部下に対する思いやりが全くナシ!
自分の上司がそんなんだったからってアンタまでそんなんにならんでもいいやん!

4.自分の仕事してから怒れ、だと!?
いつ、私がアンタの仕事するようになった?
私はアンタの雑用係でも何でもない。
私は私ができる範囲のことを答えたまでだ。
アンタにとやかく言われる筋合いなんてないっ!

忙しいのか仕事で頭の中がいっぱいだからか知らないけど、本当に言い方一つでやってあげようという気にもなるし、今回のようにもう口も聞きたくなくなるようなことにもなります。

何が悲しいかって同期でこんな子がいるんだってこと。
何ていうか・・・もうコイツとは喋りたくないって思ったもんね。

大人げないのかもしれないけど、しばらく私の心の中からこの出来事は消えそうにもありません。
根に持つって言ったらそれまでなのかもしれないけど、侮辱された気持ちもあるのでね。

正月休みあたりで解消できたらいいけどさ・・・

ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日

イギリスのビーチリゾート、ブライトン。この町に住むジョージアは「まるで木星みたいに」デカい鼻とヘンな家族、荒くれ猫のアンガスに悩まされながらも、学校の仲良し4人組"エース・ギャング"と大騒ぎの楽しい毎日を送る女の子。目下の目標は、大人っぽくて最高にクールなクラブでの誕生日パーティーを開くこと。そのためには絶対に必要なのは、理想の恋人なのだが、石器時代なみに頭の固い両親はまったく理解してくれない。
 あらゆる雑誌を読み漁り"キスの10段階"を妄想していた彼女の前に現れたのは、まるで理想を絵にしたような転校生、二卵性双生児のロビーとトム。ロビーに一目惚れしたジョージアは"トム狙い"の親友ジャスと一緒に兄弟をストーキング。そしてロビーが学校で一番のビッチ、リンジーとデートしているのを目撃する。その下着は男心をくすぐるTバック、オッパイは全男子釘付けの巨乳…。


ミニパラより久々にあらすじ引用。
最後の一文が笑える。何でこんな中途半端な一文で終わらせているのか・・・

女の子なら誰でも楽しめる、ウキウキしてしまう映画。
少々音楽が耳につくというか、もう少し小さくてもいいような気がしたけどね。今っぽい感じだね。

自分がこんなキャピキャピした学生時代を過ごしていないので一概には言えないけど、きっと皆こんなこと考えながら毎日過ごしているんだろうな?って思った。

日本では絶対ありえないって思ったのは、キスの練習をしに何とも思ってない男の子の家に行ったりすることや(しかも30分交代制でキスの仕方を教えてるヤツなんて!!)まずバースデーパーティーに命なんてかけない。

まぁそういう文化の違いを抜きにしても楽しめました。

母親がジョージアのバースデーパーティーを内緒で企画してくれてたってわかったところで何か泣きそうになった。
何でもないところなのに・・・

原題が面白い。
Angus, thongs and perfect snogging
映画を見たら、この原題のこともわかる。(意味は辞書で調べてみてください)

そりゃ直訳はできませんな。
因みにAngusはジョージアの飼い猫の名前。

私もジョージアみたいに恋に夢中になれるような学生時代を送りたかったわ?(笑)ロビー、カッコよすぎよ。あんな子、いなかったよ?

イギリスのホントにフツーの女の子をちょっと誇張して描かれたんだろうけど、だからこそ誰もが共感できて、楽しむことのできるいい映画だったと思います。

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